4/30/2008

マイクロクレジットのクレジットカード -- Kiva B4B Project

Kivaはサンフランシスコベースのベンチャー社会企業。 2005年に、グラミン銀行で利用されたマイクロクレジットという手法で、貧しい人たちに貸し付けを始めた。

今回、Kivaはさらに一歩前進して、Kiva B4B Projectにより、マイクロクレジットの仕組みを活用したクレジットカードを作る。 対象は貧しい起業家で、貸し付けの基準は、自分のスポンサーを見つけるだけ。それで月に$200をクレジットカードで借りることができる。

http://www.kivab4b.org/ADV/Kiva/Kiva.page

4/28/2008

脳ジム -- vibrantBrains

vibrantBrainsはサンフランシスコに誕生したトレーニングジムの脳みそバージョン。 脳みそを鍛えるところがある意味筋肉を鍛えることに似ていることから考え出された。 月会費60ドルでジム内のコンピュータを使った脳トレーニングで脳を鍛えることができる。

現代人は筋肉をあまり使うことはないが、脳みそはよりハードな方向で使っているような気がする。普段使わない筋肉を鍛えようというコンセプトでトレーニングジムがはやっているとするならば、普段使っている脳みそにトレーニングジムはいるのだろうか? ただ、試みとしては面白いので、いろいろ試行錯誤してみるのもよいだろう。

http://www.vibrantbrains.com/

4/26/2008

Intelのマッシュアップツール -- Intel Mash Maker

なんとあのIntelが無料のマッシュアップツールを公開している! Intel Mash Makerは他のwebサイトから地図、写真、価格比較、天気データなどを引っ張ってきて自分なりのWEBサイトを作ることができるサービス。

MicrosoftのPopflyといい、Yahoo!のYahoo! Pipesといい、Sun MicrosystemsのThe Big MashupといいIT業界の巨人たちが軒並みマッシュアップツールを公開している。これはどういうことなのだろうか。 考えてみれば、マッシュアップツールがいかにwebアプリを簡単に作れるといったって、それは開発者にとっての簡単なわけで、一般の人にはやはり敷居が高いのだ。インターネットユーザーの大半は普通のホームページすら作ることができない、または、作らない。 ホームページを作ること自体、ある程度のスキルが必要なわけだが、さらに重要なのは、作る意味である。一般の人にとって文章とイメージだけの簡単なホームページを作るのも迷うところだが、写真やら地図やらのデータを引っ張ってきてひとつのシステムを作ることにどんな意味があるだろうか。 あまり意味がないかもしれない。 とすると、今回出てきたマッシュアップツールは主にビジネスで開発をする人たち向けということになる。 
ひとつ、仮説を立てると、これはウェブサービスにおけるブログなのではないかということだ。ホームページがブログの登場でHTMLなど知らなくても設定をいじるだけで直観的に作れるようになったように、マッシュアップツールを使えば、開発者は直感的にWebアプリを作ることができる。 コンピュータやプログラミングの専門知識が少なくても、既存のサービスの組み合わせでWebサービスを作ることができる。こういった開発スタイルが主流になるから、IT業界の巨人たちは、そこに目をつけて、Webサービス開発版のブログになってやろうとマッシュアップツールを公開したのではないか。

http://mashmaker.intel.com/web/

4/25/2008

天気を予報する傘 -- forecast

この傘は、雨がふりそうになると、柄の部分が光って教えてくれる。玄関にでも置いておけば、傘を持っていき忘れるということがなくなるだろう。

仕組みはPCとWi-fiによってつながった白い土台が天気予報情報を吸い上げて傘に伝えるというもの。
天気に関連した道具とその情報を組み合わせた良いアイディアだ。

http://asia.cnet.com/crave/2008/04/17/materious-umbrella-tells-you-when-rain-is-coming/

4/23/2008

シンプルにシンプルに -- IKEAのsovhotell

新しいものをいろいろ集めているうちに、いつの間にか最新技術を使った複雑なアイディアや製品が偉いように勘違いし始めてきていた。ちょっとまてよ、と立ち止まって考えてみる。そんなことはない。むしろ、人々に受けいれられるものは、誰にでも理解できるようなシンプルなものだ。人間の必要、もしくは欲望に直接働きかけるシンプルなものが、多くの人間に受け入れられるのだ。
ということで、みなさん。自分はシンプルに立ち戻りました(笑)

今回紹介するのは、今までならパスしてしまうようなシンプルなアイディア。スウェーデンの家具店のIKEAから。要はお店で寝られるサービス。これだけ。
週末に家族の買い物に付き合わされてうんざりしているお父さん。彼が望んでいるのは飾り立てられたショーウィンドーや知りたくもない製品の機能を話しかけてくるうるさい店員ではない。ただ寝たいだけ。ストックホルムのIKEAでは家族が忙しく買い物をしている間に、お店の中で寝ることができるのだ。
シンプルにシンプルに

http://www.ikea.com/

4/22/2008

ハイセンスなテーブルフットボール 

テーブルフットボールの歴史は意外に古く、1890年代にフランスかドイツで生まれたとされている。

4/21/2008

一口ワイン -- Wineside

ワインは種類も多く、初心者はどれを買ったらいいか迷うことがよくある。そういうときに、winesideがいい。試験管のような容器に入った一口サイズのワインボトルで、手軽に試し飲みができる。こんなにおしゃれなサンプルなら、お金を払ってさえいいと思う。

http://www.wineside.net/

4/19/2008

植物用携帯電話? -- Botanicalls

Botanicallsは New York University の学生が作ったプロジェクト。 人がその場にいなくても、植物の状態を管理することができるシステムだ。 土壌にはセンサーが差し込んであって、水が少なくなったらTwitterか携帯でそのことを知らせてくれる。 
それぐらいできるんだったら、携帯から水やりを指示する機能も付けられそうな気がする。

携帯が1人1台ならぬ、1植物1台の時代になってきたことを予感させるシステムである(笑)

http://www.botanicalls.com/

4/18/2008

オープンソース小説 -- StoryMash

小説は集合知でできうるものなのか?
StoryMashはその問いに答えようとする意欲的なサービス。オープンソースで様々な人の協力によって小説を作り上げてしまおうというものだ。参加者は、物語を最初から作り上げることもできるし、他の人の作りかけの物語に章を追加することもできる。誰の章が採用されるかについては、投票で決まる。StoryMashの優れているところは、執筆者に広告費の5割が返ってくるということだ。なんというミスター大盤ぶるまいだろう。

http://storymash.com/u/mm559/nuforise/

4/17/2008

衆議院の結果を予測 -- Shuugi.in

Shuugi.inは静岡大学の教授と学生による実験的なサイト。
予測市場という手法を用いて、次を衆議院選について予想しようというもの。予測市場については、米国では大統領選や、アカデミー賞予想などに用いられ、前回のブッシュ対ケリー戦のときは、ブッシュの僅差勝ちを見事に当てたことで注目された。


http://shuugi.in/

4/16/2008

エコエネルギー探し -- FirstLook

化石燃料の価格上昇にともなって、それに代わる代替エネルギーを利用しようという動きが広まってきている。中でも風力発電や太陽光発電はエコなものとして世間ではもてはやされていて(実際に環境に優しいかはさておき)、それをビジネスにしようとする起業家が現れてきている。

FirstLookはGoogle map上のいろいろな場所について、その場所の風力や水力、日照量などの簡単なデータを無料で提供する。起業家がそれ以上の情報について知りたい場合は、$1000からのコンサルティング料で、詳細なレポートを作成してくれる。

ようやく、Google mapを使った”お金になる”サービスがちらほら出てきたような感じだ。専門的なサービスについては簡単な情報をネット上で調べられて、それ以上の情報についてコンサルティング料が発生するモデルが主流になってくるのだろうか。


http://firstlook.3tiergroup.com/

4/14/2008

メジャーリーグのすべての試合を観る -- MLB.tv

MLBのオフィシャルホームページで、メジャーリーグのすべての試合をストリーミング形式で見ることができるというのは知っているだろうか?月額15ドル、年間で80ドルも払えば、観たい試合がテレビでやっていなくても、ネット上で見られてしまうのだ。

このことについて、感じるものがあった。たとえば、いままでは、スポーツを見るのはテレビと決まっていて、テレビでやっていない試合は自分で会場に行って観戦するしかなかった。しかし、もし、ある人が特定のプロ野球チームのファンだったとしたら、そのチームの試合を最もみたいわけで、巨人対阪神を特別に観たいわけではないだろう。しかし、テレビでやっている野球の試合が巨人対阪神しかないとしたら、妥協して巨人対阪神を見るかもしれない。

さらに、現代では個人の嗜好が多様化するにつれて、みんなこれを見ればいいというものが少なくなり、少ない時間の中で自分の興味なあるものを集中してみたいという人たちが増えてくる。

そういった人たちに対して、メディアはどういう風な形で応えていけるだろうかと思うと、このMLB.tvのような配信の仕方が、一つの答えになっているように思われる。テレビでカバーしきれないマニアックなものまで、ネットを使えばカバーできてしまう。ネットを使えば、テレビよりもクオリティーは低いかもしれないが、コストを抑えて配信することができる。映像配信を一つの市場としてとらえると、テレビがマジョリティーうけするヘッドを扱うメインメディアで、インターネットは残ったのロングテールを抑えるサブメディアとなるような図式が出来上がる。


http://mlb.mlb.com/mlb/subscriptions/index.jsp?c_id=mlb

4/11/2008

やりたいことコミュニティー -- したい!やりたい

niftyってどうだろう?
いままでなんか niftyに縁がなくて、会員登録もしていなかった。
なんかどんくさいっていうか、yahooやgoogleに比べるとどうもダサい感じがしていた。
先日、インターネットの世界に入って初めて、niftyのホームページをおそるおそるのぞいてみた。どういったサービスをやっているのかなー、とniftyラボを見てみると、面白そうなサービスがちらほらある。

したい!やりたい はその一つだ。
自分の興味があってやりたいことを宣言し、それで仲間を集めるような感じのサービスだ。言ってみれば、”かくれんぼする者この指とーまれ”ってことをオンライン上でするようなものだ(実際かくれんぼはある)。こういった軽く参加できる感じはtwitterに通じるね。

http://shitaiyaritai.nifty.com/

4/10/2008

留守電だけをかける -- Slydial

Slydialは、ニッチだけれども、使い方によっては面白いかもしれないサービス。利用者は、Slydialの番号に電話し、そこから相手の電話番号を入力すると、相手がいてもいなくても関係なく、留守番メッセージに直接メッセージを吹き込むことができる。

相手と話したくないけど、メッセージを送りたいときに使うのかなぁ?
そういったケースを考えてみると、
・恋人とけんかして話したくないとき。
・時間がなくて用件だけ伝えたいとき
・ジョークの留守電を残す時
・弱気な人が自分の言いたいことだけ伝えるとき
など結構いろいろありそうだ。

http://slydial.com/index2.php

子供にフランチャイズ -- FranChild

現代の親というものは、自分の子供に対して過保護になりがちだが、それによって子供の精神的な成長を阻害してしまうことがあり、社会に溶け込めない人間が増えてしまうことになる。それならば、小さい時から段階的に、現実社会で大人がやっているようなことを体験させてあげれば、働き始めてからも、あまり戸惑うことがなくなるのではないだろうか。

FranChildは子供に小売業のフランチャイズをさせようという試み。アメリカでは、子供がキャンディーを近所の人に売り歩き、小遣いを稼ぐということがもともと文化としてあるようだが、FranChildは、その文化をシステム化したものと言えよう。初期費用の25ドルを出して会員となり、お菓子、アクセサリー、衣服などを子供たちが仕入れ、売り歩くことになる。売り方は子供の自由で、それぞれの子供はお小遣いを手に入れようと、創意工夫する。学校ではできない体験がここにある。

http://www.franchild.com/

4/09/2008

動くブログ -- うごうごブログ


ウゴウゴルーガとかいうものがあったような記憶があるが(関係ないが)、うごうごブログはgooのサービス。名前の通り動くブログを作ることができる。お手軽とうたっているが、チュートリアルを見る限りでは結構面倒臭い。毎日作ることを思うと、一般向けよりも、熱心なブロガーの方に需要がありそうだ。

http://ugougoblog.com/blog/

4/07/2008

オープンソースのオンライン会議 -- dimdim

dimdimはオープンソースのオンライン会議システム。もちろん無料だ。powerpointをアップしてオンライン上でプレゼンができたりする。
これまで、企業は多額の費用をかけてこういった業務支援システムを導入してきたわけだが、そういったものまでネット上のリソースを使うことで無料で使えるようになってきた。これからも、こういったものが無料であり続けるとは限らないのだが、いま使えるのならば、使った方がお得だろう。

http://www.dimdim.com/

4/06/2008

赤ちゃんのダウンジャケット -- Baby Warmers

225ドル也。

デザインは再びレトロへ -- Dodge Challenger

日本の携帯電話を見てもわかるように、デザインの歴史は繰り返すもので、角ばったものと、丸っこいものの流行りが交代で来るようだ。上の写真は新型Dodge Challenger。全くレトロなものになっている。

http://www.dodge.com/en/2009/challenger/

4/05/2008

十代の携帯学校 -- Bellendoejezo

携帯について一番よく知っているのは十代の若者だったりする。 だからオランダのBellendoejezoは、十代の若者を先生とする携帯電話の使い方スクールを作った。 分らないものは分からないと素直に聞くことは大事である。

http://www.bellendoejezo.com/

4/04/2008

写真で写真を検索 -- picollator


picollatorは写真で写真を検索する検索エンジン。  写真をアップロードして、その写真と似た人物の写真を探してくれる。

最近、体調がすぐれなくて、なかなかアップできない。

http://www.picollator.com/

4/01/2008

足で踏んでエコ -- Eject Powership

コンセントを抜くのが面倒臭くて、余計な電気を消費してしまうことはよくある。  そういった時には、このEject Powershipを使うといいかもしれない。  コンセントを刺した状態で、このペダルを、(力任せに)踏めば、コンセントが押し出される仕組みだ。  なんだか、いいんだか悪いんだかわからないけれど、まぁ、いいんじゃないということで。

http://www.gizmowatch.com/entry/don-t-pull-but-paddle-the-plug-out/